亡き父のモツ煮を仕込む日
仕事帰りの夫が、行きつけのスーパーの精肉コーナーに立ち寄った。

今日は生ホルモンあるよ
そう言われて、迷わず買ってきたらしい。

今回は300グラム購入。
ここのホルモンは当たりだ。
下処理がきちんとしてあって、アクもほとんど出ない。
だから他では買えない。値段の問題じゃなく、信頼の問題。
スーパーで売っている豚ホルモンは、ボイルしてあるものがほとんどだ。
下処理が済んでいて手軽だけど、煮込んでもコクが出にくい。
今回使ったのは生のホルモン。
だから脂がちゃんと出て、スープの味が変わる。
今日は亡き父直伝のモツ煮を仕込んでいる。
モツ煮といえば
合わせ味噌でじっくり煮込んだ少し甘さのある味を思い浮かべる人が多いと思う。
濃くて、とろっとしていて、お酒に合う煮込みというやつ。
居酒屋の煮込みとは違う、父の味
でも、亡き父直伝のモツ煮は少し違う。
居酒屋の煮込みではなく、豚汁のモツバージョンのような感じだ。
大根、ごぼう、にんじん、こんにゃく、そして豆腐。
根菜がごろごろ入っていて、味噌は二回に分けて入れる。甘さは足さない。
ウェイパーと日本酒で下味を整え、途中で豆腐を入れて最後に味噌でまとめる。
とろっと煮詰めるというより、具だくさんの汁物に近い。
豆腐は煮込みの途中で入れていた気がする。
少し角が崩れて、味噌と脂をまとったあの感じ。それが父のモツ煮だった。
結婚して変わったレシピ
わたしが結婚してから、レシピは少し変わった。
ウエイパーを使うようになったからだ。
(実は、結婚前はウエイパーを使ってなかった亡き父のモツ煮)
ウエイパーは味が決まる。
あれを入れれば、誰が作っても同じ味になる。
結婚してからは、それに頼っていた時期もあった。
でも、化学調味料が入っている。
4毒抜きを始めてからは使わなくなった。
出汁を取って、味噌を選んで、
日本酒で整える。
手間はかかるけど、出来上がった味はまったく違う。
味が濃いわけでもないのに、ちゃんとコクがある。
食べ終わったあとも重たくない。
あの頃の作り方があったから、
今の作り方にたどり着いたんだと思う。
それからは、我が家の定番になったモツ煮。
ホルモンなんて人間の食べ物じゃないと言っていた夫は
よく通っていた焼き肉屋のホルモンを食べてから
ホルモンが食べられるようになった。
そんな夫が、亡き父の作るモツ煮が大好きだと言う。
父が亡くなってしばらくして、夫が呟いた。

お父さんが作ってくれたモツ煮、美味しかったよね
4毒抜きで作り直す
昨年から行きつけになったスーパーの精肉コーナーで
時々仕入れする豚の生ホルモンを見つけた。
その時、亡き父が作ってくれたモツ煮が美味しいって言ってた夫の言葉を思い出し
即買って、4毒抜きVer.で作ってみた。
亡き父の味を受け継ぎつつ
生ホルモンはドリップが出ていたら軽く水洗いし
柔らかくなるまでとろ火で煮込む。
約一時間くらいで、脂が浮き出てやわらかくなります。
出汁も出なくなります。
煮込みしている時間は、じっくり待ってくださいね♪
もつが柔らかくなったところで
日本酒、出汁、昆布を投入するのはわたしのオリジナリティー。
その後お野菜も入れ、大根が透明になったら、味噌を2回に分けて入れる。
そして一晩寝かせて完成。
温め直したモツ煮にネギをたっぷり入れて出した。

今回は、もつが少なかったけど、出汁はしっかり出てました。
夫は食べるのに集中したいと一言。
それだけで十分だった。
ウェイパーは味が決まる。
でも、もう使わない。

化学調味料に頼らず
出汁と味噌で仕上げた
今のわたしのモツ煮の方が美味しい!!
夫はこう言ってくれる。
我が家の定番になったモツ煮
亡き父の味を受け継いで、
でも、ちゃんとわたしの味になったモツ煮。
我が家の定番は、これからもこの作り方でいく。
4毒抜きを始めたばかりの頃の話はこちら
👉 座骨神経痛をきっかけに始めた4毒抜き生活



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